パテラ(膝蓋骨)脱臼ってご存知ですか?

膝蓋骨脱臼って知ってますか?

パテラって言われたら聞き馴染みのある方も多いのではないでしょうか?

実はこの『パテラ』本当は病気の名前ではないんです…

『パテラ』というのは『膝のお皿の骨』の名前。
つまり、パテラはただの骨の名前なのです。

よく、「パテラと診断されました!」
という会話を耳にする事があるのですが、これが間違い。


膝の骨にも色々な病気がありますが、
よくパテラ、パテラと言われているのは

『パテラの脱臼』=『膝蓋骨脱臼』のことなのです!

では膝蓋骨脱臼とはどういう病気なのか?

・よく耳にするし、うちの子は大丈夫…??
・うちはパテラと診断されてしまった…。
・パテラと言われたらどうすればいいの…?

・何か良い方法はない…??

そう思った方、ぜひ最後までこの記事を読んでみて下さい。
きっと何か参考になる事があるはずです。

まずはそのパテラの脱臼がどういう病気なのかを理解しましょう。

ざーーーっくりとご説明すると

 

ワンちゃんの膝の関節の構造はこの図のようになっています。

そして真ん中にある青色の丸がパテラ(膝蓋骨)です。

本来はこのパテラがその下にある溝の上に乗っており、
足を動かす為に機能しているのですが・・・

このパテラが右や左に外れてしまう(脱臼してしまう)のが膝蓋骨脱臼、パテラの脱臼です。

その脱臼する(外れる)事によって痛みが生じてしまうのですが・・・

では、なぜこの脱臼が起こってしまうのか?

注目して頂きたいのはパテラの前後についている筋肉とその下にある骨です。

パテラ・パテラ・・・と言っているとパテラが悪いのかと誤解されがちですが
実は問題があるのはパテラが引っ付いている筋肉とその筋肉がついている骨なのです!


図を見て頂けると分かるようにパテラは大腿四頭筋という筋肉の先についています。

そしてその筋肉の下には大腿骨という骨があります。


実はこれらの骨が曲がったり、筋肉の走行がズレる事で
その先についているパテラも影響を受けてしまっている
のです。

なので、パテラはただ引っ付いているだけ。
大きな問題があるのは骨と筋肉の形なのです。

この事をまず覚えておいてください。

そして、その脱臼の程度にもグレードがあります。

イラストを見て貰ったら分かる通り、
グレード1の方が軽症、グレード4に近づくにつれて重症化していきます。

ではここまで読んで頂いた方にご質問です。
この原因である、骨の曲がりや筋肉の走行のズレが何もしないでも治ると思いますか??

答えはNOです。

残念ながら根本的な問題やリスクを0にするにが外科手術しか方法はありません。

「なんだ、じゃあパテラと言われたら手術するしかないのか…」

いえ、そういうワケではありません。


もちろん、グレードや症状の程度によっては手術しか方法もない事もあります。
そんな時も術式も色んな術式があり、それぞれメリットデメリットがあります。
そしてどの術式を用いるかは、その病院さんの判断になります。

セカンドオピニオンやサードオピニオンで
色々な病院さんの意見を聞いてみられるのも1つかと思いますよ。


※もちろん、色んな病院をまわり過ぎて時間が経ち過ぎて手遅れになる。
なんてことは辞めて下さいね!

では、次に手術にならずに済んだ場合

もちろん、全てが手術が必要になるワケではありません。

・低グレードで手術しなくても一生過ごせる場合
・グレードは高いが高齢で手術をしない選択をした場合
・パテラ以外にも他に優先すべき疾患が併発している場合
 など・・・

色々な場合があります。

では、手術にならずに済んだから、何もせずにそのまま過ごせば良いのか?

決してそういうワケではありません!!

低グレードで手術をしない場合にしても
膝蓋骨脱臼の素因を持っている事に違いはありません。

そういった子は基本的には

膝を捻るような動作は絶対にNGです。

前半にもお伝えしたように
パテラは太ももの筋肉の先にある靭帯に引っ付いています。

なので膝を捻ってしまうと、その筋肉に引っ張られて
パテラが脱臼しやすくなってしまいます。


簡単に出来る事からお話すると…

フローリングの床は滑った時に膝を捻る可能性があるので

カーペット等、滑らない素材に変えましょう。


家の中で急カーブするような作りの所があれば

そこも通れないように工夫しましょう。


遊びや運動で言うと、

急に振り返ったりクルクル回るように動きは控えましょう。

まだまだ、気をつけないといけない動きはありますが


こういった環境作りもリハビリの1つです。

それから、パテラの脱臼がある子に一番お伝えしたいのは

筋肉をつけておく

という事です。


シニアになって膝蓋骨脱臼の発症する子の多くは
後ろ足の筋肉量が落ち、筋肉のバランスが崩れてしまう事に起因しています。

なので、もちろん。

そういう意味では
今パテラに問題がない子も筋肉はつけておいて欲しいのですが・・・

低グレードでもパテラの脱臼がある子は、なおさら筋肉量が落ちると

脱臼を引き起こしたり、グレードが悪化する可能性が高まります。


そしてグレードが高くなったから手術!
となった頃には高齢で麻酔のリスクが高く手術が出来ない、という事もあります。

そうなってしまうと、手術した方が良いくらい足は痛いのに手術出来ずに一生過ごさないといけない状態となってしまいます。

私はそういった子を何人も見てきました。


なので!!


そうならない為に筋肉はしっかりつけておきましょう。


じゃあ筋肉はどうやってつければ良いのか?

もちろん特別な運動をしたり
筋トレのようなメニューをする事で効率よく適格に筋肉をつける事は可能です!

しかし、ここでそこまで文章だけで紹介するのは間違って伝わると危険なので

簡単な方法を1つご紹介させて頂きます!!

筋肉というのは基本的に負荷をかける事で大きくなります。
そしてその負荷が大きいほど筋肉の成長も大きくなります

なので、今の運動より少し運動量を増やして上げて下さい。


当協会のオンラインショップからも筋肉を付けたいワンちゃんにオススメのサプリメントは販売しておりますが…
サプリメントについては薬事法の関係がありますので、残念ながらここでは詳しく記載する事が出来ません。

もしサプリメントのお話や、もう少し詳しい知識やリハビリを知りたい!
そして膝蓋骨脱臼の原因や予防を知って伝えたい!

という方は当協会のセミナーを受講してみて下さい。
きっと愛犬の為になる知識を得られるはずです!

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